2012年7月6日(金)16時05分、無事男の子を出産しました。
そっちお兄ちゃんにそっくりの可愛いカワイイ男の子です。
48.5㌢、2692㌘でした。
陣痛室から分娩室に入って10分ほどで生まれました。
超安産!超自然分娩!!
と、お医者さん、看護師さんに言われました。
そっちの時は10分おきの陣痛が始まって26時間もかかったのに…。
入院した段階で、今後どういう風にお産が進むかプリントを見ながら説明してもらいました。
今からどのように過ごすべきか聞いたところ、深夜から寝ていないのであれば、一番頑張らなきゃいけない後半で失速しないように午前中は楽な姿勢で、陣痛以外の時は寝て体力を温存するようにアドバイスを受けました。
では後半に陣痛の間隔が短くなったら、歩いたりしなきゃいけないのか?と聞いたら、歩くよりも座って体勢を整えるように言われました。
ほ~なるほど~と思いました。
そっちの時は、早く子宮口が開くように廊下を歩かされたなぁと思い出しましたが、そうしなくてもいいんだと目から鱗。
陣痛の中歩くのは辛いので、ラッキーとも思いました。
さて、12時半の段階では、まだ朝と変わらず子宮は3㌢しか開いていませんでした。
この間、そっちは昼食後のグズグズ。
看護師さんたちが皆さん良い方たちで、入院する部屋のベッドと陣痛室のベッドを貸してくれて、主人が寝かしつけ、そっち爆睡。
寝かしつけの間、一人で不安でしたが、主人がそっちを寝かしつけてからの1時間半、夫婦で頑張りました。
主人が、鼻で大きく息を吸って、口で細く長く吐くという呼吸法を自らやってみせてくれ、陣痛が来るとどうしても声を出しがちな私の呼吸を整えてくれました。
私もなるべくそれに合わせて呼吸をしました。
さらに、腰の痛い部分を本当に優しくさすってもらいました。
そっちの時はツボ押しのように指で押してもらいましたが、今回はそれだと神経に触ってしまう痛さだったので…。
そっちには申し訳ないですが、この2時間が良かったのかもしれません。
その後、痛みの最後と痛みの最初との間隔(いわゆる陣痛)は5分以内に起こり、そっちの時の記憶を主人と手繰り寄せながら、
「早いよね、そっちの時より絶対早いよね」と言いながらでした。
14時代に看護師さんが子宮の開きを確認したら、
「すごい!偉いよ。6~7割開いているよ」と言われ、だいぶ疲れてきた私は
「偉い?私、頑張ってる?」
と小学生のように看護師さんに聞いていました(笑)。
15時過ぎから、臀部が押される痛みと、ちょっと汚いですがウンチが出そうな、産道がガバッと開きそうな、あの気張り方が出た時、(ん!これはそろそろ?まさか!)と思って、しばらく頑張っていましたが、(何か生みそう、私。出てきそう)と思いナースコールをし、また子宮口を確認してもらったら、
「ほぼ全開」ということで、すぐに分娩室へ…(15時50分)。
その頃、主人は15時頃にに起きたそっちの対応でバタバタ。
「いないいないばぁ」のDVDをそっちに観せようとかけたら、私に気が散るから止めてと言われ、オレンジジュースをそっちに飲ませようとすると私の腰をさすらなければならない。
そっち、グズグズ、大泣き。
「外に行って!」と私に言われ、そっちを抱っこして廊下にいたようです。
分娩室に移動した私は主人を呼んでいました。
時間がかかるのなら叔母を呼ぼうと思いましたが、すぐ生まれるよということで、主人はそっちを抱っこしながら付き添うことに。
主人の右手を握りしめ、いきむこと数回。
あっという間に生まれました。
生んだ後、主人と笑顔と涙で喜びました。
でもね、確かに超安産、超自然分娩で短時間とは言え、痛いことは痛かったのよ…(涙)。
特に、最後の生まれる直前は本能丸出し。
先生や看護師にいきみ方がうまいと言われたけど、何がうまいのかさっぱり分からない、必死でした。
今思うと、すごい顔だったんだろうな。。。
自然分娩だったので、自然と切れた所を縫ってもらったのですが、あれもやっぱり痛い…。
赤ちゃんを初めて抱っこしたけど、痛くて心ここに非ずでした。
分娩室で安静にしていた2時間、主人と二人で出産を振り返りました。
主人はさすがちっち歴2年。
抱っこするのもお手の物。
「お前かぁ。ママのお腹に入っていたのは~。ちっちゃいなぁ~。そっちそっくりだなぁ。2692㌘、ちょうどいいね。あなたの体だとこれくらいの大きさじゃないとね」と主人なりの歓迎の言葉と私への労いの言葉。
主人に頑張ったねと言ってもらえて、さらに涙が…。
主人が、昨夜宮城から頑張って来てくれたから、そして、陣痛の時に優しく背中をさすってくれたり、指を力強く握らせてくれたりしたからだよと感謝しています。
二人で頑張って育てていこうねと改めて言えた時間でした。
約10ヶ月間、この子には、特に私の転勤に伴う精神的な不安定さをお腹の中で感じさせてしまったかもしれません。
お腹の中でゴロンゴロンとたくさん動くため、逆子に2度もなってしまい、どんな暴れん坊が出てくるんだろうと不安になった時もありました。
かと思えば、出産予定日の6月26日を大幅に過ぎ、周りにはなかなか言えませんでしたが、私の愛情が足りないから出てきてくれないのかしらと、一昨日まで落ち込んでいたのも事実です。
強気な私は主人にだけ本音を話していました。
でも、生まれてきたら、そっちとそっくり。
それはそれは可愛らしい子でした。
この子は私のお腹の中で一生懸命頑張ってくれていたんだなと思い、自然と
「生まれてきてくれてありがとう」と言えました。
そして、何よりも五体満足で無事に生まれてきてくれたことに感謝します。
それは、父と亡くなった母が私を健康体で生んでくれたからこそだと思います。
亡くなった母にこの子も会わせたかったと思いました。
ありがとう。お母さん。
頑張るよ、私。
主人の両親もそっと見守ってくれました。
これもまた感謝です。
そして、今回の出産には、そっちもちゃんと立ち会ってくれました。
でも、そっちのことまで気遣ってあげられる心の余裕は…残念ながら私にはありませんでした。
そっちが話す声も正直気に触りましたし、父に電話し仕事を早退できないか聞きもしました。
いきむ時、声を張り上げていたので、そっちは相当驚いていたと思います。
今日はそっちと一緒にいてあげられる時間がなかなかなかったので、明日来てくれたら、たくさんギュ~とチュ~をしてあげたいです!
そっちもよく頑張ってくれました。
実は父は仕事を早めに切り上げて来てくれたようです。
娘の電話にガチャンと切った父でしたが、娘と孫を思って職場にお願いしてくれたのかもしれません。
おそらく生む直前の私のいきみも父は聞いていたのかもしれません。
一足先に帰った父とそっち。
パッと帰ってしまったため、私は父とは会えず。
電話をしたら、父の声は、とても優しく喜んでいるのが分かりました。
「よく頑張ったな~」
涙が出るほど嬉しかったです。
お父さん、ありがとう。
そっちにも代わってくれて、電話越しで、
「まま」とカワイイ声が聞こえた時、思わず
「愛してるよ。大好きだよ」と言いました。
そっちも頑張ってくれました。
そっち、ありがとう。
ママはすぐにお兄ちゃんになってなんて思わないよ。
甘えてもいいからね。
だってまだ2歳2ヶ月なんだから。
ママは赤ちゃんが寝んねしている時間は、すべてそっちに愛情を注ぐつもりです。
二人を自立した、地に足のついた人間に育てたい。
母は改めて思いました。
今日、出産したことで、赤ちゃんだけではなく、そっちも私たち夫婦の下に生まれてきてくれたことに改めて感謝することができました。
そして、主人への愛を改めて感じることができました。
出産後、急にお腹が空いて、昼間買ってもらった残りのパンを食べ、看護師さんに夕食の時間を聞いてしまいました。
しかし、産後のハイテンションが落ち着くと、ドッと疲労が出てきました。
トイレに行かされましたが、たった数メートルを歩くのに、足がガタガタでした。
主人に配膳の下げ方や荷物の取り出し方を手伝ってもらう有り様。
やっぱり体は嘘はつけません。
明日からは母乳の問題も出てきます。
頑張ろう。
でも、その前に休ませてください。
長かったマタニティライフ。
色々あったけれど、赤ちゃんが無事に生まれてきてくれたことで、何もかも結果オーライです★
おめでとう!赤ちゃん!
そして、おめでとう!私と主人!!
バンザイ\(^o^)/
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