そっちに算数を勉強させたい。
産前から産後宮城に戻ったらそうしようと決めていた。
算数のプリントをもらった。
動物や乗り物などの絵が描かれており、それを指さしながら数えるプリント。
そっちは今のところ1~10までは完璧に数えられて、11~20までを現在練習中。
プリントで「1,2」と数えていき、「1,2,3」までは順調。
ところがである。
車が4台、それが2段に2台ずつの絵を見たとき、そっちは
「(上段の2台を指して)1,2(下段の2台を指して)1,2」と言った。
私は思わず「は?」と思ってしまった。
「1,2,3,4」でしょ?と。
何回やっても、「1,2,1,2」である。
私も教えるのに熱が入ってしまった。
「1,2,3,4でしょ!?じゃぶじゃぶ(お風呂)で数えているでしょ!?あんな風に数えればいいんだよ。一緒だよ!」
そっち、泣きながら
「わかんない」
・・・・・。
私はこの時初めて分かった。
数を順番にそら覚えでスラスラ言えるようになっていても、目の前のものが何個あるか数えられるかとは別なんだ。
そっちはこの二つが結びついていないんだ。
私は以前から読んでいた数字の本を取り出して、イチゴが1つ、にわとりが2つ…と改めて教えた。
「いちごは何個ある?1個だよ。にわとりはどう?1,2だから2個(あえて単位は個にした)だよ」と。
そっちと一緒に数える練習をする。
まだ私の顔を見て確かめながら数えているから完璧ではない。
そして、改めてプリントに戻ったが、絵では4個しかないのに、そら覚えのように勢い余って5まで数えてしまうなど、あぺとぺ。
私もさらにヒートアップ、そっちは泣く。
でも、私は諦めない。
今度は私は実物を使うことにした。
コップをまず1つ置き、そっちに聞く。
「コップは何個?」
すると、そっちは
「1,2」と言う。
「違うでしょ?2個はこうだよ」と言って、新たに1つコップを置いてみせる。
次はガーゼのハンカチを3枚で数える練習。
次は車のおもちゃ。
挙げ句のはてに、冷蔵庫の前にそっちを連れていき、中からミニトマトをいくつか出して数えさせる。
次はししとう。
それでも、ししとうを9個並べたのに、勢いづいて10と数えてしまう。
私もいよいよ頭がおかしくなってきた。
私は息子を馬鹿に生んでしまったのかと本当に悲しくなり、先生に電話した。
すると、先生は明るい声で
「そんなものです。数の概念が分かるまで半年ぐらいかかりますよ。今は間違ったら、お母さんが『これは4だよね』と言って、一緒に数えるだけで大丈夫です。私の方で時期をみて数の概念を教えていきますので」と。
腰が抜けそうになった。
「へ?そんなんでいいんですか?私、てっきり私に似て馬鹿な子かなと思ったんです」
先生の言葉を聞いて安心した。
そっか~、そういうものなんだ。
気を取り直して、そっちともう一度プリントを数えてみる。
何と、そっちできた。
嘘かもしれないと、次のプリント…できた。
少しあやふやなところもあったが、最初に比べたら数を数えられるようになった。
時間にして1時間半。
私、くたくた。
そっち、そんな時でもご褒美の桃を忘れず食べた。
その後、父に話したら「焦りすぎ」と笑われた。
はい、その通りです。
親友にも話した。
同様に笑われた。
「うちの4歳の子なんかようやく最近理解したよ」
帰宅した主人の反応が一番冷たかった。
こっちの苦労も知らないで!
でも、私も反省してしまった。
厳しすぎたな。
そっちが、せっかく勉強好きなのに、明日からかきかきしないって言われたらどうしよう。
翌日の夕食後。
内心ドキドキしながら「かきかきしよっか」と言ったら、週末で主人がいて甘えたかったのもあり、
「やや。おとうしゃんとやる」と言われた。
うまくごまかしつつ、やらせる。
最後、数かぞえ。
昨日の最後できたけど、また、できなくなってるかな。
ドキドキしながら数えさせると…
できるじゃない!!!!!
「そっち、すごいね~!!」
思わず大きな声で誉め、頭をなでなでし、ぎゅっと抱きしめた。
10枚全部完璧に数えられた。
プリントをやり終えた瞬間、私は嬉しくて泣いてしまった。
本当にそっちはよくやったと思った。
そっちに、
「そっち、よく頑張ったね」と言うと、そっちは
「いっぱい がんばった」と言った。
うんうん、そうだね。
そっちは、まだ数の概念を理解しているわけではないが、数えることのコツをつかんだと思う。
これから先、こんなことが何回もあるんだろうな。
でも、そっちとりょっちにはその都度頑張って乗り越えてほしい。
ママは全力で応援するよ!
いやー、それにしても大変だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿