正式名称が分からないが、そっちに早めにやらせたかった。
手先の器用さにもつながるし、何より理系の頭に育てたいから。
いつも通っている小児科の待ち合い室のキッズコーナーに木の型合わせがあり、いいなと思っていた。
早くからネットでも色々調べたが、なかなか私の納得するものがない。
王道の形だけのものがあまりない。
どうしてこの形とこの形?というものが目につき、ピンとしない。
夏に実家に帰った時、私が昔使っていて、母が取っておいてくれた型合わせを見つけた。
懐かしかったし、アパート生活で置く場所もなかなかなかったのに、よく取っておいてくれたなと思った。
4面に3つの形があり、シンプルな作り。
まぁ、木のおもちゃでないことは残念なのだが、最近のものは入れたら音楽が鳴るなど、少し騒がしくて苦手。
夏の段階ではまだそれを使うにはそっちも幼かったし、実家に行った時に遊ばせるおもちゃにしようと思っていた。
年末帰省した際、遊ばせた。
最初は無理矢理違う形の所に入れようとして癇癪を起こしていた。
ある時、私が具合が悪くて寝ていた間に、父がそっちと根気強く型合わせをやってくれた。
たった30分くらいだったが、かなり上達したのに驚いた。
父も驚いていた。
これは・・・宮城に持って帰ろう!
宮城に帰ってからはさらに上達した。
「おっ?」「あれ?」などと言いながらやっている。
○や△の形は、以前から読んでいる絵本にも出てきていて、形を見ると、絵本を引っ張り出し、
「まりゅ(丸)」「さんここ(三角)」と言い、私に教えてくれる。
母はこんな日が来ることを分かっていたのだろうか。
きっと私の子どもが使ってくれることを楽しみに残してくれたのだと思う。
私がそっちをお見通しのように、母は私のことをお見通しなのだ。
そうだよな、親だもの。
母と二人でそっちを囲んでみたかった。
母は目を細め、一日中、そっちと一緒にいてくれたんだろうな。
亡くなってからもこんなに存在感があるなんて。
母は偉大だ。
ありがとう、お母さん。
子育て頑張るよ。
そして、私の目標は、母よりも長生きし、ベビちゃんが女の子だった時、娘の出産と子育てを必ず助けてあげること。
これを娘にできるのは実の母親だけだと、私が実感していることだから。
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