数週間前から女のお友達からチョコがもらえるということで、おじいちゃんがいることや習い事がないことも確認していた。どうやら家まで届けてくれる?ということで、朝出かける時も「おじいちゃん、玄関きれいにしておいてね」とはりきって出かけて行った。ママ同士の面識もないし、家が遠いし、何より子どもの約束だしさ。。。
帰宅後、そっちは宿題をしながら、そわそわ。窓の外を気にして、カーテンを開けては閉め、気にしている。向かいの男の子に、チョコが届いた。でも、僕には来ない。
「まだかな?今日は来ないかな?」と気が気じゃない様子。こちらが見ていても切ない。1時間経っても…結局来なかった。。。
そっち、イライラの矛先が私に向いた。抱っこを求めるなど、それはそれはやりきれない思いが伝わってきた。こりゃダメだと思い、寝室で2人で話をすることにした。
そっちは、チョコや物が欲しいのではなく、そのお友達が家に来てくれるのを楽しみにしていただけなのだ。そっちの純粋な思いが伝わって私は思わず涙がこぼれてしまった。大丈夫、大好きな女の子からいつかチョコをもらえる日が来るからねと、抱きしめた。
来てくれる保証はどこにもなかった。ただ、その子の言うことを信じて、約束を守ろうとしていた。
これから先、私が分からない、私には見せない思いをそっちは経験していくと思う。そういう色々な気持ちを感じて大人になっていく。私にそんな思いを言うもなくなるだろう。小学1年生の今だからこそ私はその現場に居合わせたのだ。今だから、ママにしか言えない、ママだけに見せてくれた。真っ直ぐな思い、純粋さ。ただ見守るしかできないけれど、今は抱きしめるしかできないけれど、でも、そっちを改めて大好きになった出来事だった。
来年はチョコがもらえるといいね。それまで、いっぱい勉強して、いっぱい遊んで、カッコいい男の子になってね♡
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